耳袋の翻刻
東北大学図書館に「源貞氏耳袋 上・中・下 全13巻」が所蔵されています。この史料の様式は、東洋文庫から出版されている『甲子夜話』や、幕府の役人根岸鎮衛著『耳袋』(平凡社)と似ており、これらの仙台版といえるかもしれません。
内容は仙台藩だけの事項にとどまらず、全国の事件や天変地異、さらには不思議な生物のことまで、時には絵を交えて記載されています。
この史料の著者は今のところ不明ですが、仙台藩の要職にあり、各種の情報を入手出来る立場にあった人と思われます。本人はきわめて好奇心が旺盛で、事件の情報が入るとすぐに現場に赴き、スケッチを交えて記録しています。また残されている文献を渉猟して記録しています。根岸本『耳袋』の違いとして、引用文献が多いのも特色かもしれません。
私たち刊行会は、昨年春以来この『源貞氏耳袋』の解読作業を進めてきましたが、ようやく刊行の見通しがたちましたので、購読会員を募り頒布することにしました。
この事業は、低価格をめざすために最低300名の応募をめざし、目標に達したら、毎月1冊を皆様のお手元にお届けしたいと考えています。
この史料を是非世に出し、光をあてたいと切に願っています。
締め切りは平成19年7月31日、申し込みは葉書に住所・氏名・電話番号を
記入の上
下記宛にお申し込みください。
〒983ー0044 仙台市宮城野区宮千代2ー11ー2 高倉 淳
高倉淳のホームページ